ハウスダストアレルギーのいろいろな対策
ダニの繁殖しにくい環境つくりは、ハウスダストアレルギー対策の大きなポイントです。床は板張り(フローリング)がお勧めで、カーペットや絨毯は敷かない方がいいでしょう。
ソファーなら革張りやビニール張りが好ましく、布製は置かないようにします。寝具は布団ではなくベッドにします。また、ベッドカバーや掛布団カバー、枕カバーは防ダニ素材のものを選んでください。
寝室の空気清浄機は24時間使用し続けます。窓側はカーテンよりもロールブラインドの方がいいでしょう。また、既にアレルギーの人は大掃除や引越しなどは極力参加しない方がいいでしょう。
次は食生活の改善です。アレルギーはもともとリンパ球の反応なのですが、リンパ球が必要以上に増えるほど発症しやすく、症状も強く出るようになります。
リンパ球が多い体質の人は、概して過食気味で、甘いのが好き、ビール類も含めた炭酸飲料も好きな人が多いようで、更に外で運動をあまりしない、比較的肥満気味タイプではもっと多くなります。できれば時間を作って体を鍛えたり、紫外線を浴びたりすることが大切で、それだけでも徐々にリンパ球が減ってきます。
このように自ら努力しないとアレルギー体質の改善は進みません。ただし、幼児期は誰もがリンパ球体質なので、意外と喘息、皮膚疾患などのアレルギーになりやすいのですが、これは年齢が高くなれば自然にリンパ球も減っていくので、そんなに心配することはありません。
また、過度の疲労や精神的なストレスも、それが反応の引き金になって症状を強くすることもあるので、これも覚えておいてください。