ハウスダストアレルギーとは-症状と治療、対策

ハウスダストアレルギーの症状と対策

 

ハウスダストによるアレルギーの症状で多いのは、朝夕の鼻水、くしゃみなどですが、鼻閉による夜間の口呼吸、口の渇きによる不眠などもよく起こります。

 

やっかいなのは、就寝時、夜明け頃、起床時に咳、喘鳴、呼吸苦などが同時に出現するケースが多いことで、なかなか辛いことになります。

 

ハウスダストアレルギーの人の中でも、特に喘息の人は、これまでの季節単位の症状を整理して、できるだけ早くに耳鼻科などでの受診をして、鼻炎や喘息に対応した方がいいでしょう。

 

ハウスダストアレルギー対策が重要になるのは、特に梅雨の季節や、冬季で温風の出る暖房器を使用する室内です。ジメジメと湿気が高く、更に気温が25度前後になると、ヒョウヒダニの繁殖には最も適した環境となり、ハウスダスト濃度もかなり上がってきます。

 

こうした時期は、ハウスダストアレルギーが少しでもある人はかなり注意しないといけません。

 

アレルギー対策の基本事項は花粉症と同様で、まずは抗原を回避する事が重要ですがチリダニの場合は、花粉と違って家の中に存在しているので、チリダニそのものを減らす事もかなり重要になります。

 

ただし、殺虫剤で必死にチリダニを殺してしも、チリダニには死骸もフンも抗原となるので、簡単に解決策とはなりません。とにかくチリダニを減らそうと思えば、掃除をまめにすることに加えて、チリダニが繁殖しにくいような環境作りの工夫も必要です。そのポイントはチリダニの餌となるホコリの溜まりやすい環境を減らすことにあります。